女神さまとの約束

[童話]女神さまとの約束


    女神さまとの約束 10


「あなたの名前は、なんというの」
「私の名前は、白駒。ふくさんといっしょに、黄金色
の花をさがすようにと、女神さまからいわれました」
「白駒というのね。私といっしょに、黄金色の花をさ
がしてください。お願いします」
ふくは、白駒にお願いしました。


ふくは、白駒の背に、とび乗りました。
白駒は、「ひひーん」と一声なくと、すごいいきおい
で走りだしました。
その早いことといったら、ふくはこんなに早く走る馬
を、みたことがありません。
ふくは、ふりおとされないように、しっかりたづなをに
ぎりました。
 

             つづく





童話「女神さまとの約束」は、みほようこの五冊目の
童話集「竜の姿をみた少女」に収録されています。

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