星のメール

[童話]星のメール


    星のメール  5


少女は外へでて、空をみました。

雪で清められた空は、海のように真っ青。

そして、空には宝石のような星が、きらっきらっと輝
いていました。

「わー、なんて美しい星だろう!!こんな美しい星
は、みたことがない」

少女は、宝石のように輝いている星にみとれていま
した。

「この美しい星を、少年にみせてあげたい」

少女はそう思いました。



しかし、目の見えない少年には、どう思っても星は
見えないのです。

「何か良い方法はないかしら? こんな美しい星を
見たら、少年は驚くだろうな」

少女は、そっとつぶやきました。



すると・・・。

どこからか声が聞こえました。

「少女よ、私がお手伝いしてあげよう」


             つづく