[童話]あげはちょうになって
あげはちょうになって 3
この春。
かなは、小学校へ入学した。
おじいさんは元気だが、なぜか肩こりがひどい。
「じいちゃん。そこへすわって」
毎晩、かなはおじいさんの肩をたたいてあげた。
かなは、おじいさん思いのやさしい少女だった。
八月十三日。
今日は、先祖を迎える日だ。
かなは、庭から、ぎぼうし・せんのう・ききょう・小菊・
夏水仙などをとってきた。
そして、二つの花瓶に花をいけ、先祖にそなえた。
つづく
あげはちょうになって 3
この春。
かなは、小学校へ入学した。
おじいさんは元気だが、なぜか肩こりがひどい。
「じいちゃん。そこへすわって」
毎晩、かなはおじいさんの肩をたたいてあげた。
かなは、おじいさん思いのやさしい少女だった。
八月十三日。
今日は、先祖を迎える日だ。
かなは、庭から、ぎぼうし・せんのう・ききょう・小菊・
夏水仙などをとってきた。
そして、二つの花瓶に花をいけ、先祖にそなえた。
つづく