ふしぎな鈴

[童話]ふしぎな鈴


   朝顔エスカレーター 11


かなの家が、かなの住んでいる村が、どんどん小さ
くなって、とうとう見えなくなってしまいました。
朝顔エスカレーターは、途中止まることなく、空に
むかってどんどんのぼっていきます。


「かなさん、つきましたよ」
その声で、かなははっとわれにかえりました。
ついた所は、広い野原のまんなかでした。
たんぽぽやすみれやれんげの花が、野原一面に咲
いています。
空はまっさおで、黄金色の太陽が、目の前にきらき
らとかがやいていました。


         つづく





「ふしぎな鈴」は、みほようこの二冊目の童話
「ふしぎな鈴」に収録されています。


https://mihoyouko.web.fc2.com/douwasyuu3.html



「ふしぎな鈴」の価格は、現在 1540円です。

ふしぎな鈴

[童話]ふしぎな鈴


   朝顔エスカレーター 10


何千何万という花が、色とりどりにぱっと音がして開
いていきます。
色あざやかな竜が、空に向かってかけのぼってい
くような、そんな感じでした。
かなはぽかーんとして、朝顔の花を見ていました。


「かなさん、私の体にしっかりつかまりなさい。これ
から良い所へ案内しますから」
どこからか、また声が聞こえてきました。
かなは、おそるおそる朝顔のつるにつかまりました。


すると、どうでしょう。
朝顔のつるが、するすると動き出したのです。
まるでエスカレーターに乗っているような感じでした。


         つづく





「ふしぎな鈴」は、みほようこの二冊目の童話
「ふしぎな鈴」に収録されています。


https://mihoyouko.web.fc2.com/douwasyuu3.html



「ふしぎな鈴」の価格は、現在 1540円です。