2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

風の神様からのおくりもの

風の神様からのおくりもの 7 女の子のことを心もとなく思った 神様は、そでの中から、まゆ玉を とりだしました。 「まゆ玉よ、どうかわしのかわり に、この子をしっかり守ってやっ ておくれ。たのむぞ」 神様がまゆ玉をなでると、まゆ玉 はきらっきらっと黄…

風の神様からのおくりもの

風の神様からのおくりもの 6 どのくらいの時間がすぎたのでしょ うか。 神様にも長い時間が過ぎたように感 じました。 「おぎゃー、おぎゃーあ」 女の子のうぶ声が聞こえてきました。 しかし、今にも消えてしまいそうな、 かぼそい声でした。 「おめでとう…

風の神様からのおくりもの

風の神様からのおくりもの 5 「これは大変じゃ。 わしの力で も、この子を助けることができな いかもしれないぞ」 神様は、女の子の家のまわりを、 ぴゅーぴゅーとまわりながら、一 心に女の子のために祈りました。 しかし、女の子は、なかなかうぶ声を あ…

風の神様からのおくりもの

風の神様からのおくりもの 4 「どうか赤ちゃんを…どうか赤ちゃん を助けてください。お願いします」 「神様、どうか孫を助けてください ませ」 「この子は、おそらく助からないだ ろう。 たとえ助かったとしても、普 通の生活はできないだろう。 かわい そ…

風の神様からのおくりもの

風の神様からのおくりもの 3 「あのおしとやかな小桜姫が、こん なにあわてているようでは、よほど 急をようするようじゃな」 神様はさっと身支度をすると、「ぴゅー」 と風になり、伊那谷へむかってとん でいきました。 しばらくとんでいくと、下の方で 「…

風の神様からのおくりもの

風の神様からのおくりもの 2 「誰じゃろう。ひどくあわてている ようじゃが。 何事もなければいい がのー」 神様は、ぐるりとあたりをみまわし ました。 しかし、誰もいません。 「風の神様、風の神様。 小桜でご ざいます。 たった今、伊那谷に女 の子が生…

風の神様からのおくりもの

風の神様からのおくりもの 1 五月十日。 からりと晴れたさわやかな日でした。 「ぴゅー、ぴゅーー」 気持の良い風が、諏訪盆地を通りす ぎていきます。 風の神様は、いつものように諏訪湖の まわりをひとまわりして、たったいま 社に帰ってきたところです。…

はす

はす

はす

はす

はす

はす

はす

はす

はす

はす

はす

はす

はす

はす

はす

はす

はす

高遠しんわの丘ローズガーデンのばら

高遠しんわの丘ローズガーデンのばら

高遠しんわの丘ローズガーデンのばら

高遠しんわの丘ローズガーデンのばら

高遠しんわの丘ローズガーデンのばら

高遠しんわの丘ローズガーデンのばら