2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

おだまき

マツバギク

マーガレット

紫蘭

ゆきのした

童話集「ライオンめざめる」

みほようこの四冊目の童話集。信州諏訪の「風の神様」から聞いた 三つの話。 ・ライオンめざめる ・笛の音よ、永久にひびけ ・かきつばたになった少女 ライオンめざめる http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090405#p1 笛の音よ、永久にひびけ http://d.hatena…

カナダおだまき

白おだまき

童話集「竜の姿をみた少女」

平成21年12月、 「鳥影社」から発行。 みほようこ五冊目の童話集。 童話集「竜の姿をみた少女」は、 信州の「しらかば湖」と「白駒池」 を訪ねた時に、「風の神様」から 聞いた話。 風の神様からのおくりものシリー ズ5。 竜の姿をみた少女 風の神様か…

木花之咲夜比売

「古事記」にでてくる「木花之咲夜 比売」を読んでいただきありがとう ございました。 中学生・高校生のみなさんにも読ん でいただきたいと思います。 木花之咲夜比売 1http://d.hatena.ne.jp/youko510/20130510#p1 木花之咲夜比売 2http://d.hatena.ne.jp…

木花之咲夜比売 

木花之咲夜比売 12 兄のホデリノミコトは、海幸彦。 弟のホオリノミコトは、山幸彦と よばれています。 無事に出産をおえた木花之咲 夜比売は、ニニギノミコトの疑 いをはらすことができました。 その後。 木花之咲夜比売は、二度とニニ ギノミコトに心を…

木花之咲夜比売 

木花之咲夜比売 11 木花之咲夜比売は、出産をするため の家に入り、出入口をすべて土で ぬってふさぎました。 そして、こどもが生まれる直前に、 その部屋に火をつけたのです。 燃えさかる火の中で、木花之咲夜 比売は三人のこどもをうみました。 ホデリノ…

木花之咲夜比売 

木花之咲夜比売 10 「私は、ニニギノミコトさまとしか おつきあいをしたことがありません。 だから、お腹のこどもは、まちがい なくあなたのこどもです。 もし国津神のこどもであれば、こど もは無事に生まれないでしょう」 木花之咲夜比売は、きっぱりい…

木花之咲夜比売 

木花之咲夜比売 9 この子は天の御子さまのこどもです ので、あなたにだまって生むわけに はいきせん」 木花之咲夜比売は、ニニギノミコト にそう伝えました。 すると。 「木花之咲夜比売よ。 私は、あなた とは一晩しか一緒にすごしていません。 だから、そ…

木花之咲夜比売 

木花之咲夜比売 8 その日。 ニニギノミコトと木花之咲夜比売は、 結婚しました。 その夜。二人は楽しい時間をすごし ました。 次の朝。 ニニギノミコトは、反乱をくりかえ す国を平定するために、遠くの国へ 旅だっていきました。 二人が一緒にすごしたのは…

木花之咲夜比売 

木花之咲夜比売 7 「私が、娘二人をさしあげたわけ は、石長比売を妻にすれば、ニニ ギノミコトさまの命は、岩のように 永遠に続くことでしょう。 木花之咲夜比売を妻にすれば、桜 が美しい花を咲かせるように、ニ二 ギノミコトさまは栄えることでしょう。 …

木花之咲夜比売 

木花之咲夜比売 6 「妹の木花之咲夜比売は、桜の花の ように清らかで美しいのに、その姉 はなぜ醜いのだろう。 あの二人、血のつながった姉妹なの だろうか。 私は、たとえ一時間でも、 石長比売とは一緒に暮らすことがで きない」 ニニギノミコトは、石長…

木花之咲夜比売 

木花之咲夜比売 5 使者は、ニニギノミコトの気持を、 大山津見神に伝えました。 すると。 大山津見神はたいそう喜び、「姉 の石長比売も一緒にもらっていた だけないでしょうか」といいました。 そして、二人の娘とともに、たく さんの宝物を台車にのせて、…

木花之咲夜比売 

木花之咲夜比売 4 ニニギノミコトはやしきへ戻ると、 早速木花之咲夜比売の父・大山 津見神に、使者をおくりました。 「私は、天照大神の孫・ニニギノミ コトのつかいのものです。 今日、 ニニギノミコトさまは、海岸で木 花之咲夜比売さまにお会いしたそ …

木花之咲夜比売 

木花之咲夜比売 3 「突然ですが、私の妃になっていた だけませんか」 「えっ? たった今、お会いした ばかりですよ。 それに、あなたの 名前も知りませんし」 「あっ、失礼しました。 私は、ニニ ギノミコト。 高天原にいる天照大神 の孫です」 「天照大神…

木花之咲夜比売 

木花之咲夜比売 2 「木花之咲夜比売さまですか。美し いかただ」 すると、木花之咲夜比売は、はずか しそうに下をむいてしまいました。 「兄弟は何人ですか」 「姉が一人います」 「名前は?」 「石長比売といいます」 「変な名前。美人なのだろうか」 ニニ…

木花之咲夜比売 

木花之咲夜比売 1 ニニギノミコトは、天照大神の命 により、葦原中国を統治するため、 高天原から降りてきました。 ある日。 ニニギノミコトが、笠沙の岬を歩い ていると、向こうから娘がやってき ました。 はっとするほど美しい娘でした。 ニニギノミコト…

大国主命物語

「大国主命物語」を読んでいただき ありがとうございました。 小学生・中学生のみなさんにも、ぜ ひ読んでいただきたいと思います。 大国主命物語 1 「いなばの白うさぎ」・「赤い猪」http://d.hatena.ne.jp/youko510/20130325#p1 2 蛇の室・かぶら矢の試…

大国主命物語

「大国主命物語」の「やきもちを焼 く須勢理媛」を読んでいただきあり がとうございました。 やきもちを焼く須勢理媛 (1−5) やきもちを焼く須勢理媛 1http://d.hatena.ne.jp/youko510/20130503#p1 やきもちを焼く須勢理媛 2http://d.hatena.ne.jp/youk…

大国主命物語

やきもちを焼く須勢理媛 5 綾織りの帳がひらりとたれている下 で、カラムシの寝具の柔らかな下で、 タクの寝具のざわざわ鳴る下で、淡 雪のような私の白い胸をやさしくだ いてください。 そして、私の手を枕にして、ゆっく り足をのばしておやすみください…

大国主命物語

やきもちを焼く須勢理媛 4 あなたの嘆きは、朝の雨が霧となっ てたちこめるように、嘆きの霧が立 ちこめるであろう。 愛しい妻よ。 すると、須勢理媛が大きな杯をとり、 大国主命のそばに寄り、杯を捧げて 歌を詠みました。 八千矛神よ、私の大国主命よ。 …

大国主命物語

やきもちを焼く須勢理媛 3 その衣を脱ぎ捨て、山の畑に蒔いた 蓼藍で染めた衣をきて、胸元をみる。 そして、袖をあげさげしてみると、こ の衣はとてもよく似合う。 愛しい妻よ。 たくさんの鳥が飛び立つように、私 が大勢のおとものものに引かれてい ったな…

大国主命物語

やきもちを焼く須勢理媛 2 大国主命は片手を馬の鞍にかけ、片 足を鐙に入れて、こんな歌を詠みま した。 黒い衣を着て、水鳥のように胸元を みる。 そして、鳥が羽ばたくように、袖を あげさげしてみるが似合わない。 波が引いていくように、後に衣を脱 ぎ…

大国主命物語

やきもちを焼く須勢理媛 1 大国主命の正妻・須勢理媛は、大国 主命が他の国へ行くたびに、その国 の美しい女性を妻にすることが許せ ませんでした。 そんなうわさを耳にするたびに、須 勢理媛はやきもちを焼きました。 とくに、越の国の沼河比売にたいす る…

大国主命物語

沼河比売 (1−15) 「大国主命物語」の「沼河比売」を 読んでいただきありがとうございま した。 小学生・中学生のみなさんにもぜひ 読んでいただきたいと思います。 沼河比売 1http://d.hatena.ne.jp/youko510/20130417#p1 沼河比売 2http://d.hatena.…