大国主命物語


   やきもちを焼く須勢理媛 1


大国主命の正妻・須勢理媛は、大国
主命が他の国へ行くたびに、その国
の美しい女性を妻にすることが許せ
ませんでした。



そんなうわさを耳にするたびに、須
勢理媛はやきもちを焼きました。
とくに、越の国の沼河比売にたいす
るやきもちはひどかったようです。



ある日。
妻の須勢理媛のやきもちに手をやい
大国主命は、倭へ行こうと思いま
した。



大国主命が旅の支度をしていると、
須勢理媛がやってきて、「また、ど
こかへおでかけなの」と嫌味をいい
ました。
 
 
          つづく



「いなばの白うさぎ」・「赤い猪」

http://d.hatena.ne.jp/youko510/20130325#p1


蛇の室・かぶら矢の試練

http://d.hatena.ne.jp/youko510/20130411#p1


スクナビコナ

http://d.hatena.ne.jp/youko510/20130416#p1


沼河比売 

http://d.hatena.ne.jp/youko510/20130502#p1