2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

りゅうの俳句

・ 神様や 話するのは 童話だね ・ この森は お願いしたる 夜討ちなり ・ あの花が お願いしたる 夫かな ・ あの戦の すさまじいもの 童話かも ・ 朝がけに お話しては 祈りかも

ばら園のばら

「花のほほえみ」より ばら

ふしぎな鈴

ふしぎな鈴17 ひとつきに何度となくくりかえ される夜討ち、朝がけ、やあわ せ、きりあい。 どっとおこるときの声、空をこ がすのろし…。 戦はすざましいものでした。 「一日も早く、戦が終わります ように。 どうかみんなが無事でありますよ うに」 姫は…

ばら園のばら

「花のほほえみ」より ばら

ふしぎな鈴

ふしぎな鈴16 大江家の一人娘が、なぜ三浦家 へとついだのかって、ふしぎに 思うでしょうね。 おとうさんは姫にこどもが生ま れたら、一人大江家のあととり にするつもりだったようです。 しかし、仲のよい夫婦でしたが、 何年たっても、こどもは授かり ま…

りゅうの俳句

・ このばらが お話すれば 美しい ・ この姫で お話すれば 桜なり ・ この春を 話するのは 小鳥かな ・ あの姫を 話されたし 姿かな ・ その童話 話するのは あたりなり ・ この姫は 話したれば 男かな

ばら園のばら

「花のほほえみ」より ばら

ふしぎな鈴

ふしぎな鈴15 こうして、姫は、花や小鳥と、 話をすることができるようにな りました。 話ができるだけでなく、人々の 気持や、花や小鳥の気持が、よ くわかるようになりました。 年ごろになった姫は、はっとす るほど美しい娘になりました。 姿が美しいだ…

りゅうの俳句

・ この童話 心配すなる 童話なり ・ この日で 目印すると ことばかも ・ この山が 暮せますよう 夜道なり ・ この椅子は 暮せますよう 童話かな ・ あの事の 暮せますよう たどりつけ ・ あの山で 暮せますよう 君子蘭

ばら園のばら

「花のほほえみ」より ばら 高遠しんわの丘のばら園のばら http://f.hatena.ne.jp/youko510/t/%E3%81%B0%E3%82%89 http://f.hatena.ne.jp/dowakan/t/%E3%81%B0%E3%82%89 「スライドショー」でみてくだ さいね。

ふしぎな鈴

ふしぎな鈴14 「私もうれしいわ」 「でも……姫さま、せっかく…… お話ができるようになったのに、 ……もうすぐ……お別れしなくて はならないの……残念だわ」 「なぜ?」 「私たち……もうすぐ……ちって しまうの」 「でも、また会えるでしょ?」 「ええ、姫さま。…

ばら園のばら

「花のほほえみ」より ばら

ふしぎな鈴

ふしぎな鈴13 姫は何度も鈴をふり、桜の花に 話しかけました。 「こんにちは。私、小桜よ」 「……?」 「はじめまして。私、小桜です」 「……小桜?」 桜の花がとまどっている様子が、 姫にもわかりました。 「桜さん、聞こえますか?」 姫は、桜の花に話し…

ばら園のばら

「花のほほえみ」より ばら

ふしぎな鈴

ふしぎな鈴12 次の日。 姫は桜の木の下へ行き、桜の鈴 を七回ふってみました。 「リーン・リーン・リーン…」 すんだ音色が、あたりにひびき わたります。 「昨日、桜の花が話していたこ とは、本当かしら?」 姫は、桜の花に話しかけました。 「こんにちは…

ばら園のばら

「花のほほえみ」より ばら

ふしぎな鈴

ふしぎな鈴11 「ふしぎな鈴って…どんな鈴な の?」 「その鈴はね、桜の花びらの…鈴 でね」 「みんな聞いた? 桜の花びら の鈴…ですって」 「その鈴を…靜かにリーン・リー ン・リーン…と何回かふると、私 たちのような花や小鳥と…お話す ることができるんで…

ばら園のばら

「花のほほえみ」より ばら

ふしぎな鈴

ふしぎな鈴10 そして、おとうさんからもらっ た桜の鈴を、何回かふってみま した。 「リーン・リーン・リーン…」 姫が七回鈴をふった時、どこか らか話し声が聞こえてきました。 「誰だろう?」 あたりをみまわしましたが、誰 もいません。 じっと耳をすま…

ばら園のばら

「花のほほえみ」より ばら

ふしぎな鈴

ふしぎな鈴9 一つは、桜の花びらで囲まれた中 に、小さな鈴が入っていました。 「リーン・リーン・リーン」 鈴虫が鳴いているような、すんだ 音色の鈴でした。 姫はこの鈴がお気に入りで、なく なるまで大切にしていました。 もう一つの鈴は、桃の実の形を…

ばら園のばら

「花のほほえみ」より ばら

ばら園のばら

「花のほほえみ」より ばら

ばら園のばら

「花のほほえみ」より ばら

ばら園のばら

この花の名前は?

「花のほほえみ」より

ふしぎな鈴

ふしぎな鈴8 姫が七才になった春のある日。 庭の桜が満開になりました。 例年になく、美しい桜でした。 「今年の桜は、みごとじゃのぅ」 おとうさんはごきげんでした。 「姫、いいものをあげよう。 この鈴は、わが家に伝わってい る鈴だよ」 おとうさんは、…

しもつけ

「花のほほえみ」より しもつけ

ふしぎな鈴

ふしぎな鈴7 夏のある朝。 「姫、姫ー。きてごらん。 朝顔の花が咲いたよ」 おとうさんが姫をよんでいます。 庭へでると、朝顔の花がたくさ ん咲いていました。 「わぁ、たくさんの朝顔!!」 姫は、一つ・二つ・三つ…と、花 を数えはじめました。 しかし、…

榊の花

「花のほほえみ」より 榊の花