2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

りゅうの俳句

・ この笛で 利用するのは 童話だね ・ この木で 利用されたる 丸裸 ・ あの木を たおしになって 童話なり ・ この笛が 利用するのは 童話かな ・ この童話 利用されたし 丸裸 ・ このばらで 利用するのは ふもとなり

とるこききょう

「花のほほえみ」より とるこききょう

笛の音よ、永久にひびけ

笛の音よ、永久にひびけ11 雨が降ったり、風が吹いたりして、 どの木もだんだんに枯れていきま した。 「私たちは、これからどうなるの だろう。いつまで、こんな所に横 たわっているのだろうか」 「なにかに利用してくれると、う れしいのだが・・・」 「…

ばら

「花のほほえみ」より ばら

笛の音よ、永久にひびけ

笛の音よ、永久にひびけ10 かえでが驚いてみていると、森の 木がみんな横たおしになってしま いました。 「いよいよ、わしの番か。 さぞ、痛いだろうな」 そう思った時、耳元で「チェーーン」 という高い音がしました。 「ばさりっ」 かえでの木のたおれる…

笛の音よ、永久にひびけ

笛の音よ、永久にひびけ9 「さわ、さわー」 「さわ、さわーー」 たくさんのかえでの葉のゆれる 音が、丘にひびきわたりました。 「ばさっ」 「ばさりっ」 じゃまになるといわれた森の木が、 大きな音をたて、つぎつぎに切り たおされていきました。 「チェ…

笛の音よ、永久にひびけ

笛の音よ、永久にひびけ8 「ほんとうだよ。わしも切られて しまうことになった」 「えっ、かえでのおじさんも?」 「ああ・・・わしもじゃ」 「森の木がなくなると、さみしく なってしまうね。 わたしたちは、これからどこで暮 らしたらよいのかしら」 「さ…

マリーゴールド

「花のほほえみ」より マリーゴールド

笛の音よ、永久にひびけ

笛の音よ、永久にひびけ7 「この森に住んでいる仲間たち は、これからどうなるのだろう」 かえでは、仲間たちのことが心 配でたまりません。 「うわさでは、この森でスキー大 会が行われるとか。 その会場を作るために、森の木を たくさん切るそうだ。 なぜ…

笛の音よ、永久にひびけ

笛の音よ、永久にひびけ6 「どうしたら良いだろう」 「切るよりしかたがないね」 こんな声が聞こえてきました。 かえでも、仲間の木といっしょ に、切られてしまうことになっ たのです。 この丘での楽しかった思い出が、 まるで昨日のことのように、か えで…

笛の音よ、永久にひびけ

笛の音よ、永久にひびけ5 「えーい、めんどうだ。あの木も この木も、みんな切ってしまえー」 風にのって、人間たちの声が聞こ えてきました。 その声は、なげやりでらんぼうな 声でした。 「仲間の木が、切られてしまうの だな」 かえでは、さみしく思いま…

夏水仙

「花のほほえみ」より 夏水仙

笛の音よ、永久にひびけ

笛の音よ、永久にひびけ4 「もうーいいかい」 「まぁーだだよ」 こどもたちは、かえでの木の下 で、じゃんけんやかくれんぼを して遊びます。 かえでは、村のこどもたちが大 好き。こどもたちも、かえでの 木が大好きでした。 こどもたちだけでなく、おとな…

笛の音よ、永久にひびけ

笛の音よ、永久にひびけ3 こげらの鳴き声だと知り、かえで は「面白い鳴き声だな」と思いま した。 「ピーヒョロロ、ピーヒョロロ」 晴れた日には、森の上空を、とび がのんびりとんでいます。 すずめ・しじゅうから・からす・ おながなどは、一年中かえで…

夏水仙

「花のほほえみ」より 夏水仙

笛の音よ、永久にひびけ

笛の音よ、永久にひびけ2 「かっこう君、君は元気だねぇ」 かえでは、かっこうに話しかけ ます。 「もうすぐ夏がきますよぉ」 かっこうは、森の仲間たちに、 夏の訪れを知らせて歩きます。 「わしもかっこうのように、いつ までも元気でいたいものじゃのぅ…

夏水仙

「花のほほえみ」より 夏水仙

笛の音よ、永久にひびけ

笛の音よ、永久にひびけ1 志賀高原の丘の上に、大きな “いたやかえで”の木が立って います。 「あーあ、よく寝たのぅ。 さて、ぼつぼつ目をさますとす るか」 二百才になったかえでは、大き なあくびをしました。 そして、芽をだす準備を始めま した。 「ほ…

露草

「花のほほえみ」より 露草

ききょう

「花のほほえみ」より ききょう

ぎぼし

「花のほほえみ」より ぎぼし

夏水仙

「花のほほえみ」より 夏水仙

アスター

「花のほほえみ」より アスター

きつねのかみそりのつぼみ

「花のほほえみ」より きつねのかみそりのつぼみ

ふしぎな鈴

ふしぎな鈴63 「リーン・リーン・コロンころん」 「リーン・リーン・コロンころん」 美しい鈴の音が、あたりにひびき わたりました。 「古杉先生はね・・・ずっと昔、 小桜姫の・・・だった人よ。 二人がこの世で会えて、本当によか ったね」 風が桃の花と…

赤とんぼ

「花のほほえみ」より 赤とんぼ

ふしぎな鈴

ふしぎな鈴62 遠い昔、三浦家に伝わったリュッ クで、行きたいと思う所へ、さっ と飛んでいけるふしぎなリュック なのです。 かなさんが好きな月や星へも行け ますよ。 なくなったおとうさんたちが住ん でいる国へも、飛んで行けるので すよ」 リュックは…

おみなえし

「花のほほえみ」より おみなえし

ふしぎな鈴

ふしぎな鈴61 かなが鈴をわたすと、先生は鈴を 手にのせ、じっとみていました。 先生が鈴をなでた時、ふしぎなこ とがおこりました。 鈴がぴかっぴかっと黄金色に輝き だしたのです。 すると、先生の背中のリュックが、 鈴めがけてころんところがってき ま…

ふしぎな鈴

ふしぎな鈴60 どこかの海岸…おや? この海岸 は、この春行った三浦半島の海岸 にそっくりだが…。 白いお城…なつかしいなぁ。 私はこの城に住んでいたことがあ るような気がする。 乗馬のけいこをしている女性… あれ、いつかこんな光景をみたこ とがあるよ…