2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

りゅうの俳句1121

・あの岩を 落ちていました 獅子頭 ・この寺の つぶやきました 小声かも ・滝つぼを 落ちていました 童話だね ・あの寺を なりだしました 獅子頭 ・この獅子で 落ちていました 童話かな

ききょう

「花のほほえみ」より ききょう

瑠璃寺の青獅子

瑠璃寺の青獅子21 適当な岩をみつけると、獅子頭を その岩の上へおきました。 男は、獅子頭をじっとみています。 どのくらいの時間がすぎたのでし ょうか。 和尚には、長い時間がすぎたよう に感じました。

りゅうの俳句1120

・あの様子 気にいったかい 緑かな ・あの男 落ちていました 獅子頭 ・この童話 つぶやきました 小声かな ・あの青は 落ちていました すばらしい ・その童話 落ちていました 獅子頭

朝鮮紫苑

「花のほほえみ」より 朝鮮紫苑

瑠璃寺の青獅子

瑠璃寺の青獅子20 やっと立ちあがった男は、よろよ ろしながら滝へむかいました。 和尚は、男にみつからないように、 そっと後をつけました。 滝へついた男は、不動明王にお参 りしました。

りゅうの俳句1119

・あの童話 気にいったかい 童話なり ・あの岩は 落ちていました 獅子頭 ・この童話 つぶやきました 紫苑なり ・あの寺で つぶやきました 獅子頭 ・あの寺を 落ちていました 男なり

むくげ

「花のほほえみ」より むくげ

瑠璃寺の青獅子

瑠璃寺の青獅子19 げっそりとやせた顔。 男は、ちゃんと食事をしているの でしょうか。 和尚は、男が何日も食事をしてい ないのではないかと思いました。 うす暗い小屋の中で、男の目だけ が異様に光っています。 和尚は、男の変わりようにびっく りしまし…

りゅうの俳句1118

・あの童話 気にいったかい 様子だね ・その緑 ざわざわしたら 男なり ・あの花で 気にいったかい 男なり ・その男 ざわざわされた 童話なり ・その男 気にいったかい 男なり

ヨウシュヤマゴボウ実

「花のほほえみ」より ヨウシュヤマゴボウ 実(緑色)

瑠璃寺の青獅子

瑠璃寺の青獅子18 和尚に会ってから、どのくらいの 月日がすぎたのでしょうか。 夢中で獅子頭を彫っていた男には、 どのくらいの日数がすぎたのか、 けんとうもつきませんでした。

りゅうの俳句1117

・この様子 ざわざわしたら 思い出せ ・その男 さましておくれ 緑かな ・あの瑠璃は 気にいったかい 男かな ・その男 さましておくれ 男なり ・あの男 気にいったかい 様子なり

のかんぞう

「花のほほえみ」より のかんぞう

瑠璃寺の青獅子

瑠璃寺の青獅子17 後は、舌と歯・耳を彫るだけにな りました。 「どれ、おまえの舌をみせてごらん」 「おまえの歯は、大きいのぅ。 何本あるかな」 男は、獅子に話しかけながら、少 しずつ彫っていきました。

りゅうの俳句1116

・このあごが 気にいったかい 童話だね ・あの瑠璃が ざわざわしたる 緑なり ・このわしで さましておくれ 童話かも ・あのぞうを 気にいったかい 童話かな ・この瑠璃の ざわざわしたり 俳句かな

紫式部の実

「花のほほえみ」より 紫式部の実(緑)

瑠璃寺の青獅子

瑠璃寺の青獅子16 荒彫りが終わると、目・まゆげ・ 鼻・あごなどを、一つ一つていね いに彫っていきました。 「ほら、おまえの目ができたよ。 大きな目だね」 「どうだ、りりしいまゆだろ。 気にいったかい」

りゅうの俳句1115

・この童話 気にいったかい 一つなり ・このまゆで 気にいったかい 童話かも ・その緑 さましておくれ 童話かな ・あのまゆが 気にいったかい 一つなり ・その童話 ざわざわすれば 男かな ・あのまゆを 気にいったかい 一つなり

ひおうぎすいせん

「花のほほえみ」より ひおうぎすいせん

瑠璃寺の青獅子

瑠璃寺の青獅子15 のみを研いでいると、ざわざわし ていた心が消え、心が静かになり ました。 男は、寝る間もおしみ、獅子頭を 彫りつづけました。 いつ食事をしたのか、いつ寝たの か、すぐには思い出せないほど、 獅子頭を彫ることに熱中していま した。

りゅうの俳句1114

・この謎は 秘められていた 獅子頭 ・この木が ざわざわしたら 思い出せ ・あの寺で ざわざわしたら 獅子頭 ・このむくげ 生きているよう 屋台かな ・あの青が ざわざわすると 男だね

ひるがお

「花のほほえみ」より ひるがお

瑠璃寺の青獅子

瑠璃寺の青獅子14 「不動明王さま。これから、獅子 頭の荒彫りを始めます。 木の中から、元気な獅子があらわ れますように」 男は、そう祈りました。 そして、滝にうたれ身を清めました。

りゅうの俳句1113

・この獅子は さましておくれ 童話かも ・あの獅子の ざわざわされた 童話なり ・金色に さましておくれ 話しかけ ・この童話 ざわざわすると 童話なり ・このわしの さましておくれ 童話かも

むくげ

「花のほほえみ」より むくげ

瑠璃寺の青獅子

瑠璃寺の青獅子13 そして、獅子頭を彫るために、男 は小屋にこもりました。 「獅子よ。早く目をさましておくれ。 そして、外へでておいで。 待っているぞ」 男は、木にむかって話しかけまし た。

りゅうの俳句1112

・あの花の さましておくれ むくげだね ・この童話 プレゼンされた 手綱だね ・あの心は さましておくれ 話しかけ ・あの童話 さましておくれ 屋台かも ・あの瑠璃で さましておくれ 手綱かも

露草

「花のほほえみ」より 露草

瑠璃寺の青獅子

瑠璃寺の青獅子12 「よーし、りっぱな獅子頭をつく るぞ」 男は、改めて心にちかいました。 真っ赤な大きな顔。 黄金色の髪。 黒々した太いまゆ。 かっとみ開いた大きな目。 獅子鼻とよばれるまあるい 大きな鼻。 こどもを飲みこんでしまい そうな大きな口…