やきもちを焼く須勢理媛 4
あなたの嘆きは、朝の雨が霧となっ
てたちこめるように、嘆きの霧が立
ちこめるであろう。
愛しい妻よ。
すると、須勢理媛が大きな杯をとり、
大国主命のそばに寄り、杯を捧げて
歌を詠みました。
八千矛神よ、私の大国主命よ。
あなたは男だから、島の岬、港ごと
に妻がいるのでしょうね。
私は女ですから、あなた以外に男は
いません。
あなた以外に夫はいません。
つづく
「いなばの白うさぎ」・「赤い猪」
http://d.hatena.ne.jp/youko510/20130325#p1
蛇の室・かぶら矢の試練
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やきもちを焼く須勢理媛 1
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やきもちを焼く須勢理媛 2
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やきもちを焼く須勢理媛 3
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