[童話]ふしぎな鈴
よく見ると、黄金色の鳥が、柱時計の上にとまって
います。
見たことのない、美しい鳥でした。
「かなさん、私は遠い国から、あなたのおとうさんを
迎えにきました。これから、おとうさんは遠い国へ旅
立ちます。おとうさんは、あちらの国で、かなさんと
おかあさんのことを、ずっと見守っていますからね。
では、これから出発します。かなさん、おかあさんの
ことを、たのみますよ」
そういうと、黄金色の鳥は、おとうさんを背中にのせ
て、どこかへとんでいってしまいました。
それはあっという間の出来事でした。
つづく
「ふしぎな鈴」は、みほようこの三冊目の童話
「ふしぎな鈴」に収録されています。
https://mihoyouko.web.fc2.com/douwasyuu3.html
「ふしぎな鈴」の価格は、現在 1540円です。