[童話]チャック先生


「チャック先生」って、どんな先生だと
思いますか?




私が「チャック先生」に会ったのは、今
から40年以上も前。
ある町の大きな小学校で、先生と会いま
した。




チャック先生は、一年生の担任でした。
先生は、一年の学年主任をしながら、教
務の仕事もしていました。 
大きな学校でしたから、大変だっただろ
うと思います。




でも、先生はいつもにこにこしていました。
先生は、こどもが大好きでした。
結婚する前、私は小学校へ八年間勤めてい
ました。 その間に、大勢の先生と会いま
したが、チャック先生のようなタイプの先
生は少なかったですね。




ある日、チャック先生は、出張で学校を休
みました。 
朝学校へ行くと、教頭先生から「今日はチ
ャック先生のクラスの世話をしてほしい」
といわれました。




私は始業のチャイムがなる前に、チャック
先生のクラスへ行き、そっと窓からこども
たちの様子をのぞいてみました。




すると・・・。
「わぁー」「きゃあー」
こどもたちは大きな声をだして、教室で遊
んでいました。




ところが・・・。
チャィムがなったとたん、こどもたちはぴた
っと静かになったのです。
水をうったように・・・。




教室へ入っていくと、チャック先生の机の上
には、タンブリンがのっていました。
「ねえ、このタンブリン、どうするの?」
私は、こどもたちに聞きました。
すると、「先生、今にわかるよ!!」と。




後は、「チャック先生」を読んでくださいね。



http://www.geocities.jp/dowakan/sensei1.html



その後、チャック先生は、こどもたちから慕
われる校長先生になりました。 管理主事も
何年かなさったようです。 
退職後は、村の教育長をしておられる・・・と
風のたよりで聞きました。



チャック先生、いつまでもお元気で・・・。