おばあちゃんの命日


今日はおばあちゃんの命日。
おばあちゃんがなくなったのは、昭和
50年。 82才位だったと思う。
おばあちゃんがなくなってから、もう
30年になるのだなぁ。
月日のたつのは本当に早い。




おばあちゃんにとって、私は初めての
女の子の孫。 そんなこともあり、私
はおばあちゃんにうんとかわいがって
もらった。 目の中に入れても痛くな
いということばがあるが、まさにその
とおり。




私の母が、おばあちゃんの末っ子だっ
たこともあり、おばあちゃんは私の家
によく遊びにきた。
遊びにくると、一ヶ月くらいは泊まっ
ていった。 




おばあちゃんは何でもできる人だった。
とくに和裁は上手だった。 どうやった
ら、あんなに綺麗に仕立てられるのかと
思う位、綺麗な仕事をした。




おばあちゃんは几帳面な人だった。
タンスの中は、いつもきちんと整理され
ていた。 私とは大違い。 




旧家に育ち、おばあちゃんは野良仕事など
したことはなかっただろう。 でも、嫁ぎ
先では、お手伝いの人と一緒に野良にでて、
一生懸命働いていた。 蚕もたくさん飼っ
ていたし、たんぼや畑も広く作っていた。 
なれない仕事で大変だっただろうが、おば
あちゃんは弱音をはいたことは一度もなか
った。




いつもにこにこして、大勢の人に接して
いたおばあちゃん。
おばあちゃんのそばにいると、心の中が
ぽかぽかとあたたかくなるような気がし
た。 心の温かな笑顔の素敵な人だった。
私は、おばあちゃんの孫に生まれて本当
に良かったと思う。



おばあちゃん、ありがとう。
天国で元気で暮らしてね。