朝日新聞に連載されていた、五木寛之さん
のエッセイが、一冊の本になりました。
本の名前は、「みみずくの夜メール2」
- 作者: 五木寛之
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2005/04
- メディア: 単行本
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「百寺巡礼」のさなか、日本中をくまな
く歩きながらの執筆だったという。
連載中から、五木さんのエッセイを楽しみ
に読んでいた私。 本になったものを、も
う一度読んでみたい。
寓話のように、読む人の光の当て方でそれ
ぞれ異なる受け取り方ができるエッセイを
書いているつもりです。 エッセイは定ま
った一つの答を提示するものではありませ
ん。
迷信と思われているようなもののなかに、
実は近代を超えていく鍵があると思ってい
ます。 健康法ではありませんが、たとえ
ばあらゆるものに神が宿るというアニミズ
ムや神仏習合のシンクレティズムなどは、
21世紀の世界の中心思想になる可能性が
あるのです。
宗教を忌避してきた戦後の日本人が、経済
のグローバルスタンダード同様に、改めて
信仰を問われる時代になるとみている。
「次の大きな仕事は親鸞を小説で描くこと
です」
・・・と、五木さんは語っている。