みみずくの夜メール2


朝日新聞に連載されていた、五木寛之さん
のエッセイが、一冊の本になりました。




本の名前は、「みみずくの夜メール2」





みみずくの夜メール〈2〉

みみずくの夜メール〈2〉





「百寺巡礼」のさなか、日本中をくまな
く歩きながらの執筆だったという。





連載中から、五木さんのエッセイを楽しみ
に読んでいた私。 本になったものを、も
う一度読んでみたい。




寓話のように、読む人の光の当て方でそれ
ぞれ異なる受け取り方ができるエッセイを
書いているつもりです。 エッセイは定ま
った一つの答を提示するものではありませ
ん。




迷信と思われているようなもののなかに、
実は近代を超えていく鍵があると思ってい
ます。 健康法ではありませんが、たとえ
ばあらゆるものに神が宿るというアニミズ
ムや神仏習合シンクレティズムなどは、
21世紀の世界の中心思想になる可能性が
あるのです。




宗教を忌避してきた戦後の日本人が、経済
のグローバルスタンダード同様に、改めて
信仰を問われる時代になるとみている。
「次の大きな仕事は親鸞を小説で描くこと
です」


・・・と、五木さんは語っている。