誰かに電話をかけた時、「あら、体の具合
でも悪いのかしら?」、そう感じたことは
ありませんか。




電話の声って、その人の心の状態や、体の
状態をよくあらわしていますね。
幸せな時は、電話の声もはずんでいるし、
体の具合の悪い時や、心が沈んでいる時に
は、電話の声もなんとなく暗いですね。
「どうしたの?」と聞くと、「風邪ひいち
ゃって・・・」とかいいます。





長い間茶道教室をやっていると、玄関へ入っ
てきた時の声で、その人の心の状態がわかり
ます。 今日は何か良いことがあったのかな?
今日は体の具合が悪そうだな・・・と。





その日の声の状態にあわせ、稽古を厳しくし
たり、甘くしたり・・・。 
体の具合の悪そうな時や、心がおちこんでいる
時には、厳しく指導しても無理。 そんな時は
「具合が悪いのに、稽古にきてくれてありがと
う」と思うことにしています。