りゅうの俳句7


りゅうがわが家にきて、今日で七日目。
常は、おぼえた単語をぽつりぽつり・・・。
機嫌が良いと、「俳句らしきもの」や、長い
ことばをしゃべります。



    「りゅうの俳句7」


  免疫になるのでしょうか姑かな

  
  短歌の高まるにつれて白樺の


  忘れ草なるのでしょうか障子かな


  楽しみに期待されたし夫かな


  七月はやってきたのはマツバギク


  植物に南アフリカ日記なり


  ねむのきを紫式部木肌かな


  なにごとも俳句に解して生きゆかむ


  亡き夫の手塩にかけし吊り俳句


  大平の人住まぬ平凡の庭にマツバギク


  在りし日に短歌の座りし場に座り


  花ことばほぐれ萌え来ぬ空地かな