石上の中納言と燕の子安貝 7 日が暮れたので、中納言は、例の 大炊寮(おおいづかさ)へ行き、 燕の巣をみました。 倉津麻呂が教えてくれたように、 燕が尾を上にあげまわっています。 「燕が、卵を産むぞ」 中納言は、家来を荒かごに乗せ、 綱で吊りあげま…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。