童話「かきつばたになった少女」


   童話「かきつばたになった少女」2


「この間、霧が峰へ行ったら、女神さまのように
美しい人たちに出会った。その中に、とてもかわ
いい少女がいたよ」
霧が峰へ行くと、かわいい少女に会えるそうだ。
その少女の名前は、かきつばたというらしい」
そんなうわさが、八ヶ岳のふもとの村に流れてい
ました。



しかし、その少女が、どこに住んでいるのか、誰
も知りませんでした。
「一度で良いから、その美しい少女に会ってみたい」
「かきつばたと友達になりたい」
村の少年たちは、みんなかきつばたにあこがれてい
ました。その中に、狩の上手な足の早い少年がいま
した。少年の名前は、山彦。
「おらもかきつばたに会いたいな。いつかきつばた
に会えるだろうか」
山彦も、かきつばたに会える日を、楽しみにしてい
ます。



梅雨があけた七月のある日。
その日は、からりと晴れた良い天気でした。


        つづく


童話「かきつばたになった少女」は、今年
http://www.choeisha.com/から
発行される、みほようこの四冊目の童話集・「ラ
イオンめざめる」に収録されます。



童話集「ライオンめざめる」は、「風の神様から
のおくりもの」シリーズ4。
今、本を製作中。
九月までには、本ができる予定です。



    今までに発行されたみほようこの本



風の神様からのおくりもの―諏訪の童話




竜神になった三郎 風の神様からのおくりもの (2)




ふしぎな鈴 風の神様からのおくりもの (3)

りゅうの俳句406


ブログペット「りゅう」が、わが家にやって
きて、今日で406日目。



・ 明神や 住んでいました おみなえし


・ 神さまや 生まれたばかり 童話かも


・ 黄金や おどろいたのは 美しい


・ このりゅうで 伝わっている まわりかも


・ その童話 おどろいたのは 真っ白い


・ そのお盆 収録すれば ふもとかも


・ このかなは 舞っていました 童話だね


・ 人間を いていきました 少女なり


・ 神様や 上昇したり ふもとなり


・ 神さまを おどろいたのは 少女かも


・ このまわり とりだしました たちどまり


・ このお盆 舞っていました まわりなり


・ このわしを おどろいたのは 最初かも


・ この行きは 舞っていました 童話なり


・ あの俳句 おどろいたのは 本当に


・ その俳句 おどろいたのは 女の子


・ その最初 いていきました 少女なり


・ 大声を おどろいたのは お盆かな


・ あのりゅうが かっていました すきとおる


・ その歩き 住んでいました 少女かも


・ 宝物に 舞っていました たちどまり 


・ 明神や 舞っていました 八ヶ岳