愛犬「りゅう」


愛犬「りゅう」がなくなって、5年4ヵ月
たつ。 こどものいない夫婦にとって、り
ゅうはこどもみたいなもの。 
りゅうとは、15年3ヶ月一緒に暮らした。  




りゅうがなくなったのは、2月1日。
二月のはじめは、伊那谷でも一番寒い季節。 
りゅうの眠る場所を探さなくてはならない。
畑も墓地の周りも、裏の林も寒さのためが
ちがち。 スコップを持ち、埋葬する場所
を探して歩いた。 しかし、どこもがちが
ちで穴をほることができない。
どうしたらよいだろうか? 




あちらこちら探してあるいたら、たった一
ヶ所、畑のすみに植えてある梅の木の下が、
土が軟らかくなっていた。 まるで「ぼくを
ここにうめてね」というように・・・。
早速穴をほり、りゅうの眠る場所とした。
その場所からは、我が家がよくみえる。





その梅の木は、植えてから何年もたつのに、
なぜか実がならなかった。 実がなっても、
せいぜい十個位。 昨年は珍しく200個
以上のたくさんの実がついた。 
「やっと実がなるようになった」と喜んで
いた。




ところが・・・。
畑をかしてあげたかたが、梅の木のまわりへ
除草剤をまいたため、梅の木がかれてしまっ
た。 りゅうが眠っている場所の梅の木なの
に・・・。 




りゅうは、私たち夫婦にいろいろな思い出を残
してくれた。 そんなりゅうとの思い出を、ホ
ームページへ連載している。 思い出すのが辛
いので、少しも筆がすすまない。 今年のうちに
は完成させたいとおもうけれど、どうなることか。




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