いのちの根


     「いのちの根」

   − 相田みつをさんの詩 − 


      なみだをこらえて

      かなしみにたえるとき

      ぐちをいわずに

      くるしみにたえるとき

      いいわけをしないで

      だまって批判にたえるとき

      いかりをおさえて

      じっと屈辱にたえるとき

      あなたの眼のいろが

      ふかくなり

      いのちの根が

      ふかくなる