みんなほんもの


    みんなほんもの


  トマトがねえ トマトのままでいれば 

  ほんものなんだよ

  トマトをメロンにみせようとするから 

  にせものになるんだよ

  みんなそれぞれ ほんものなのに

  骨をおって にせものになりたがる


   ー 相田みつを −



★絵本のチカラ♪ さくちゃんのつれづれ日記★に、
相田みつをさんのことばがのっていました。


みほようこに「。。。さんのような童話を書いて
ごらん」といわれても、書くことはできません。


また、「。。。さんのようなブログを書いてごらん」
といわれても、私には書けません。


相田みつをさんのことばを読み、私は私でよいのだ
と思いました。
私にしか書けない童話を書いていけばよいのだと思
ったら、なんだか心が軽くなりました。


みほようこは、こんな童話しか書けません。
ぜひこの三冊の本を読んでいただきたいと思います。



風の神様からのおくりもの―諏訪の童話



竜神になった三郎 風の神様からのおくりもの (2)



ふしぎな鈴 風の神様からのおくりもの (3)



   相田みつをさんのことば


    [道]

   長い人生にはなあ

   どんなに避けようとしても

   どうしても通らなければ

   ならぬ道ー

   てものがあるんだな

   そんなときは その道を

   黙って歩くことだな

   愚痴や弱音を吐かないでな

   黙って歩くんだよ

   ただ黙ってー

   涙なんかみせちゃダメだぜ!!

   そしてなあ その時なんだよ

   人間としての いのちの根が

   ふかくなるのは・・・

 
   [ぐち]

   ぐちをこぼしたって

   いいがな

   弱音を吐いたって

   いいがな

   人間だもの

   たまには涙を

   みせたって

   いいがな

   生きているんだもの





    [ただいるだけで]


   あなたがそこに

   ただいるだけで

   その場の空気が

   あかるくなる

   あなたがそこに

   ただいるだけで

   みんなのこころが

   やすらぐ

   そんな

   あなたにわたしも

   なりたい




   [だれにだって]


   だれにだって

   あるんだよ

   ひとにはいえない

   くるしみが

   だれにだってあるんだよ

   ひとにはいえない

   かなしみが

   ただだまっている

   だけなんだよ

   いえばぐちに

   なるから




   他人の物指し

   自分のものさし

   それぞれ寸法が

   ちがうんだな




   うそはいわない

   人にこびない

   人のかげぐちはいわぬ

   わたしにできぬことばかり



  ー 相田みつを −