竜の姿をみた少女


 竜の姿をみた少女29


「そうじゃ。竜がいると信じているかなに、
どうしても会いたいらしい。
さあ、かな。わしの背中へおのり。
妻が待っている諏訪湖へ行こう。妻に会う
だけだから、三十分もあれば行ってこられ
るだろう。



すぐもどってくるから、心配しなくてだい
じょうぶだよ」
おじいさんは、そういいました。
かなは、いわれるままにおじいさんの背中
へのりました。



「さあ、出発するぞぉ」
おじいさんは、再び竜の姿になりました。
「はぁっ、はっ」
おじいさんは、大きな息をはくと、かなを
背中にのせて、空高くまいあがりました。



「わぁー、いいながめ」
かなは大よろこび。
いくつもの山、いくつもの里をこえ、二人
諏訪湖へむかってとんでいきます。
はるかむこうに、諏訪湖がみえてきました。
   

                つづく



物語は、まだ続きます。
童話「竜の姿をみた少女」を読んでいただ
きありがとうございました。



いずれ一冊の本にしたいと思います。
つづきは本ができた時に、公立図書館など
で本を読んでいただきたいと思います。



童話「竜の姿をみた少女」は、童話「竜神
になった三郎」の続編。



童話「竜神になった三郎」は、みほようこ
の二冊目の童話集「竜神になった三郎」に
収録されています。



    童話「竜神になった三郎」


http://www.geocities.jp/dowakan/saburou1.html




    童話集「竜神になった三郎」の紹介


http://www.geocities.jp/dowakan/douwasyuu2.html



     ビーケーワン

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