2008-05-21 虹の橋の上で 童話 虹の橋の上で1 「かっこう、かっこう」 裏の林で、かっこうが鳴いています。 まーちゃんは、かっこうの声で、目 がさめました。 まーちゃんは、七ヶ月の男の子。 ようやくつかまり立ちができるよう になりました。 「ぼく、つかまり立ちができるんだ よ」 まーちゃんは、得意でした。 まーちゃんは、部屋の中をはいはい して、おかあさんをさがしました。 でも、どこにもおかあさんはいません。 雨があがったので、おかあさんは二 階のベランダで洗濯物をほしている のでしょうか。 つづく