2008-11-22 昭和60年代の歌9 母の短歌 友達の土産にせむと幼子が 持ち行く蝉籠に青草入れてやる 整然と列なす茶畑に並みたてる 霜除けの扇風機秋風に廻る 剪定も消毒も怠りし柿なれど たははになりて色付きてきぬ 心字の池に向ふきざはしに散りしける 落葉踏む音心に沁みぬ