有明山に住む鬼・八面大王


  有明山に住む鬼・八面大王4


そうです。
八面大王は、雲や風や雨を、自由
自在にあやつれる鬼神だったのです。



それだけではありません。
八面大王は、安曇野の里におりて
きて、人々が大切に育てた穀物
野菜・果物を、勝手に持っていっ
てしまいます。



「あれっ、はざにかけてあった稲
がない。八面大王が持っていった
のか。許せん」
稲のかわき具合をみにきた農家の
人が、有明山に向かって大声でど
なっています。


               つづく



    昨日の分はこちら。


http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090426#p1