有明山に住む鬼・八面大王


  有明山に住む鬼・八面大王17


「お茶をどうぞ。体があたたまり
ますよ」
さくは、熱いお茶を、娘にすすめ
ました。
「おいしい」
娘は、おいしそうにお茶を飲みま
した。



さくは、娘のために、温かなごは
んとみそ汁を用意しました。
「こんな物しかないけれど、どうぞ」
「ありがとうございます。
こんなおいしい食事は、ひさしぶり
です」



娘は、さくが用意したごはんとみそ
汁を、おいしそうに食べました。
「弥助。ふとんをしいてやっておくれ」
「はい」
弥助は、奥からふとんを持ってきて
しきました。 

            つづく



   昨日の分はこちら。


http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090509#p1



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   有明山に住む鬼・八面大王1


http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090424#p1