女神さまからのおくりもの1
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20090130#p1
「次の日」「次の日」とおせば、
続けて読むことができます。
「女神さまからのおくりもの」より
「清太さんが、湖に・・・。
じゃあ、清太さんは、湖でなくなっ
たのですか」
「いいえ。私が、清太を助けました」
「女神さまが?」
「はい。清太の肩を後からぐっとつ
かみ、湖へ入るのをとめました。
自殺をすると、どの人も元の国へ帰
ることができません。
何千年も何万年も、真っ暗な所で暮
らさなくてはなりません」
「自殺をすると、そんなに長い間暗
闇の中で暮らすのですか」
「そうです。自殺は、自分さえよけ
れば、自分さえ楽になればというエ
ゴの塊なのです。
自殺した後の恐怖は、ジェットコー
スターに乗っている時の数万倍なん
ですよ。
自殺がこんなにもこわいものだと知
っていたら、自殺をする人はいなく
なるでしょうね」
女神さまは、自殺の恐ろしさについ
て、話してくれました。
「その人の命は、神様からいただい
た大切なもの。
どんなに苦しくても、つらくても、
命が終わるまでしっかり生きていか
なくてはなりません。