竜神になった三郎8
「三郎、今日はうれしそうな顔を
しているが、町で何かよいことが
あったかや」
太郎が聞きました。
「いや、べつに」
三郎はぶっきらぼうに答えました。
三郎の心の中は、諏訪湖のほとり
で会った美しい娘のことで、いっ
ぱいだったのです。
その夜、三郎はなかなかねつくこ
とができませんでした。
その後、二人は、諏訪湖のほとり
で、何度か会いました。
そして会うたびに「いっしょにく
らしたい」と思うようになりました。
つづく
昨日の分は、こちら。
http://d.hatena.ne.jp/youko510/20091213#p1
初めて読んでくださったかたへ
竜神になった三郎1
http://d.hatena.ne.jp/youko510/20091207#p1
童話「竜神になった三郎」は、
みほようこの二冊目の童話集「竜神
になった三郎」に収録されています。
2004年4月、信州の諏訪大社の
「御柱祭」にあわせ、「鳥影社」か
ら発行されました。
信州諏訪の「風の神様」から聞いた話。
- 作者: みほようこ,長野ひろかず
- 出版社/メーカー: 鳥影社
- 発売日: 2004/04
- メディア: 単行本
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今回、「竜神になった三郎」の続編
として、童話集「竜の姿をみた少女」
が、「鳥影社」から発行されます。
近日中に発売の予定。
「アマゾン」では、予約注文が始ま
りました。
小学生のみなさんに、ぜひ読んでい
ただきたいと思います。