女神さまからのおくりもの


 女神さまからのおくりもの13


「清太。わしのひとり娘、きよじゃ。
今、九才」
「きよです。よろしく」
「おらの名前は、清太。十二才。
諏訪からきました。おじょうさま、
よろしく」



「清太には、白駒の世話をしても
らおうと思っている」
「清太さんが、世話をしてくれる
のね。やさしそうな人でよかった。
とうちゃんも私も、白駒が大好き
なの」
きよが、笑顔でいいました。



「清太さん。もう白駒に会ったの?」
「はい。今、会ってきました。
白駒は、雪のように白い美しい馬で
すね。
それに、やさしい目をしている。
あんなすてきな馬の世話ができるな
んて、おれ幸せです」
清太は、白駒が気にいったようでした。


            つづく



    前回の分はこちら。


http://d.hatena.ne.jp/youko510/20101012#p1



    初めて読んでくださったかたへ


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