2014-04-16 古代出雲の王 大国主命 童話 八岐大蛇 3 「八岐大蛇は、どんな姿をしてい るのじゃ」 「それはもう恐ろしい怪物で。 目は、ホオズキのように真っ赤。 一つの体に、頭と尾が八つ。 体には、桧や杉の木がはえていて、 こけがびっしり。 長さは、八つ の谷と八つの山ほど。 腹には血がついており、赤くただれ ています」 話を聞いた命は、しばらく考えこん でいました。 「よし。わしが、八岐大蛇を退治し てあげよう」 「えっ、八岐大蛇を退治してくださ るのですか」 つづく