諏訪の神話「明神さまの弓」


   明神さまの弓 1


十二代、影行(けいこう)天皇のこ
どもに、「おうすのみこと」という
気性のはげしい乱暴な皇子がいま
した。


   
後に、熊襲たけるを討ち、日本武尊
(やまとたけるのみこと)といわれ
たかたです。



ある朝。
「おおうすは、なぜ食事の席に顔を
出さないのだ。 みんなと一緒に食
事をするように、兄に伝えなさい」
天皇が、おうすにいいました。


      つづく