2015-04-26 牛に乗ったお玉さま 童話 牛に乗ったお玉さま 4 坊さんは、かわいい娘が黒牛にの りお参りにやってくるのを、いつ しか心待ちするようになりました。 「なんてかわいい、清らかな娘だ ろう。 どこの娘かな」 坊さんは、お参りにきた人に聞い てみました。 すると。 「あの娘は、山口の長者の一人娘 じゃ。 きだてのいい娘でのう。 道で会うと、わしらにも笑顔で挨拶 してくれるんじゃ」 どの人に聞いても、お玉を悪くい う人はいませんでした。 つづく