古事記神話「古事記物語」


伊耶那岐命(いざなぎのみこと)と
伊耶那美命(いざなみのみこと)16


伊耶那岐命は、右のみずらにさして
いた櫛の歯を折り、投げ捨てました。
すると、今度は竹の子が頭を出しま
した。
醜女が竹の子を抜いて食べている間
に、伊耶那岐命はどんどん逃げました。



伊耶那美命は、醜女だけでなく、体
についている八雷神に、おおぜいの
軍勢をそえて、夫を追わせました。


       つづく