古事記神話「古事記物語」


  天照大御神須佐之男命 11


一方、安の河の川上にある堅い石
と金山の鉄で大きな鏡を、八尺の
勾玉をたくさんつけた玉飾りも作
りました。



そして、香山(かぐやま)のカニ
ワ桜の皮をもやし、雄鹿の肩の骨
を焼いて占いをしたのです。



神のおつげで、香山のたくさんの
榊を根ごととってきて、上の方の
枝には玉飾りを、中程の枝には鏡
を、下の方の枝には白と青の幣(ぬ
さ)をつけました。


      つづく