2015-06-29 古事記神話「古事記物語」 童話 大国主命 稲羽のしろうさぎ 3 八十神たちは、大国主命のことな どかまわず、どんどん先へ行って しまいました。 八十神たちが、稲羽の気多(けた) 海岸を通りかかると、毛のない赤 はだかのうさぎが、地べたにころ がり苦しんでいました。 それをみた八十神たちは、 「うさぎよ。 毛をはやしたければ、 海の水につかり、高い山の上で風 に吹かれて寝ているがいい。そう すれば、すぐ毛がはえてくるぞ」 と、うさぎをからかいました。 つづく