2015-07-16 古事記神話「古事記物語」 童話 大国主命 大国主命の試練 3 すると、須勢理比売が「お父さま。 このかたのこと、ずっと前から知 っているような気がするの」とい いました。 「娘は、この青年が気にいったの だな」 しかし、命は、大国主命をみてい るうちに、だんだん腹がたってき ました。 「気にいらん」 命は、小声でつぶやきました。 「こんな男に、だいじな娘をとられ てたまるか」 そう思った命は、大国主命が娘の婿 としてふさわしいかどうか、いろい ろ試してみようと思いました。 つづく