2015-07-29 古事記神話「古事記物語」 童話 大国主命 大国主命の試練 16 命は、その音で目をさましました。 髪の毛がたる木にしばりつけてあ ったので、大力の命が立ちあがる と、その部屋は「めりめりっ」と 大きな音をたてつぶれてしまいま した。 「おのれ、小僧めっ」 命はひどく怒り、髪の毛を一束ず つといていきます。 その間に、大国主命は、須勢理比 売を背負って、どんどん逃げました。 しばらくすると、命が黄泉比良坂 (よもつひらさか)まで追いかけ てきました。 つづく