2015-08-25 古事記神話「古事記物語」 童話 大国主命 やきもちをやく須勢理比売 2 ある日。 須勢理比売のやきもちに手をやい た大国主命は、倭へ行こうと思い ました。 旅の支度をしていると、須勢理比 売がやってきて、「また、どこか へおでかけなの」と嫌味をいいま した。 大国主命は片手を馬の鞍(くら) にかけ、片足を鐙(あぶみ)に入 れて、こんな歌を詠みました。 黒い衣を着て、水鳥のように胸元 をみる。 そして、鳥が羽ばたくように、袖 をあげさげしてみるが似合わない。 つづく