倭建が借りた弓は大蛇の弓


 倭建が借りた弓は大蛇の弓 24


普通の弓では、高い山の頂にある
城まで矢が届きません。
倭建は、老人から借りた弓に、火
のついた矢をつけ、城に向かって
矢をはなちました。



「ビューン」
「ビューン」
矢は白い煙をあげ、城に向かって
飛んでいきます。



しばらくすると、城から火の手が
あがりました。
二時間後。
城は焼け落ちました。


      つづく