竹取物語


石上の中納言と燕の子安貝 13


 かひはかくありけるものをわびはてて


 死ぬる命をすくひやはせぬ



中納言は、かぐや姫に返歌を書
き終えると、ぐったりしてなくなっ
てしまいました。



かぐや姫は、中納言が亡くなった
ことを知り、気の毒に思いました。
そのことから、少しうれしいことを
「かいあり」というようになりました。


        つづく