女神さまからのおくりもの


 ゆうすげの花咲く高原で 11


「きよちゃん。白駒のことを、聞い
てもいい?」
「いいわ。改まって、何」
「白駒って、何才になるの」
「白駒は、私が七才の時に、わが
家へきたの。だから、十才かな」



「どこからきたの」
「それがね・・・どこからきたのか、
わからないの」
「どういうこと?」
清太は、思わず聞きかえしました。


      つづく