女神さまからのおくりもの


 女神さまからのおくりもの 3


白駒がいなくなって、十日後。
「とんとん」
「とんとん」
誰か戸をたたいています。
「誰かしら」
窓をあけると、白駒が立ってい
ました。



「白駒。どこへ行っていたの。心
配していたのよ」
「きよさん。早く支度をしてくださ
い。誰か目をさましたようです。
さあ、早く」
きよは、急いで支度をしました。
そして、白駒の背にとびのりま
した。


        つづく