女神さまからのおくりもの


 女神さまからのおくりもの 9


朝は、『一族の人たちが、やしき
で働いている人たちが、一日無
事に暮らせますように』と祈り、
夜には『今日一日、みんなを守
っていただきありがとうございま
した』と、お礼をいっていました。
そんな母の姿をみて、私は大き
くなりました」



「あなたが七才になった時、あ
なたの家へ白駒を送ろうと思い
ました。どんな娘に育っている
か、心配だったからです」
「湖のほとりに白駒をおいたの
は、女神さまですか」


         つづく