女神さまからのおくりもの


 女神さまからのおくりもの 24


すると・・・。
湖面に、白駒の背にのった清
太の姿があらわれました。
はてしなく続く草原を、清太が
さっそうと走っています。



「清太さーん。私よー」
きよは、大声でさけびました。
でも、清太からは、何の返事も
ありません。



「きよ。清太の元気な姿を見る
ことができて、よかったね。さみ
しくなったら、いつでもこの湖へ
きなさい」
女神さまのやさしい声が聞こえ
てきました。


        つづく