母の短歌

[母の短歌]追憶の風


江戸末期より百四十年ぶりとふ皆既月食

  今宵古里の山の空に見る



梅雨に入れば籠りてちぎり絵に励まむと

  爪を伸ばして和紙を揃へぬ