2008-11-14から1日間の記事一覧

りゅうの俳句1227

・あのばらは 暮らすのですか おとうさん ・あの肩の かわいがられた わが子だね ・あの涙 お参りしたり 女神かも ・その俳句 暮らせますよう 汝かも ・この国で いいえされたし 厨かな

昭和60年代の歌1

この夕も同じ四辻にて犬を連れし 少年に逢ひて引き返し来ぬ 素枯れたるわらびの葉をふく風を見て 息整へぬこの丘道に 一筋の水落ちてゐる不動滝 岩肌白く紅葉に静もる 娘夫婦の案内で来し付知峡の 極まる紅葉に心は足りぬ 親しき故に言ひし言葉を悔みつつ 裸…

小菊白

「花のほほえみ」より 小菊白

白駒の池物語

白駒の池物語100 「はい。清太の肩を後からぐっと つかみ、湖へ入るのをとめました。 自殺をすると、どの人も元の国へ 帰ることができません。 何千年も何万年も、真っ暗な所で 暮らさなくてはなりません」 「自殺をすると、そんなに長い間 暗闇の中で暮…