火とぼし山20 無事に湖をわたりおえた娘は、山 に向かって歩き始めました。 娘は、急な道をどんどん歩いてい きます。 「なんて足の早い娘だろう」 明神さまは、小声でつぶやきました。 「次郎さん、こんばんは」 「きよちゃん。今夜は、ずいぶん 早かった…
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