女神さまとの約束 7 ふくの心の中は、大雪の夜に泊まっ た女の人のことでいっぱいでした。 二人は、困っている人をみると、知 らん顔ができず、ときどき旅人を泊 めてあげていたのです。 夏のある朝。 「ふく・・・ふくー。 早くきておくれ」 ざしきの方か…
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