童話集「竜神になった三郎」


童話集「竜神になった三郎」は、みほよ
うこの二冊目の童話集。



竜神になった三郎 風の神様からのおくりもの (2)

竜神になった三郎 風の神様からのおくりもの (2)



竜神になった三郎」の紹介


http://www.geocities.jp/dowakan/douwasyuu2.html




竜神になった三郎」は、昨年諏訪大社
御柱祭にあわせて発売されました。

心から信じていた兄たちに、湖につきお
とされた三郎。 でも、三郎は幼い時か
らかわいがってくれた兄たちを憎むこと
ができなかった・・・。
そんな人のよい三郎を私は書きました。 



竜神になった三郎」の本ができる十一ヶ
月前、この本の打ち合わせに行った日、
諏訪大社の真ん前で、横断歩道を歩いてい
て、スピード違反・わきみ運転の車にはね
られました。 何回も左右を確認し、車が
こないのを確認して横断歩道を歩いていた
のに・・・。



幸い左鎖骨・肋骨・足の骨折・全身の強打
撲だけですみました。 後一秒気づくのが
遅ければ、首の骨がおれ、植物人間になっ
ていたか、死んでいたかもしれません。
諏訪の神様が助けてくださったのだと思い
ます。



事故から二年二ヶ月たった今も、肩・足・
手など、事故の後遺症になやまされていま
す。 でも、命を助けていただいたのだか
ら・・・と、前むきに生きています。



事故にあった時、神様から「おまえはあんな
人のよい三郎を書いたけれど、おまえは信じ
ていた人からひどい目にあったら、どうする
のだ。三郎のように人をにくまずにいられる
のか」と、問われたような気がしました。



事故にあい、足も肩も手も肋骨も、体中が痛
い。 でも、運転していた人をうらんだり、
憎んだりすることは、私にはできなかった。
なぜなのか? 私にもわからない・・・。
神様は、交通事故という形で、私を試された
のかもしれません。



こんな辛いことがあっただけに、童話集「竜
神になった三郎」は、私にとって忘れられな
い本です。 おおぜいのこどもたちに、ぜひ
読んでいただきたいと思います。